松本零士と行く忍者列車ツアー
'97「鉄道の日」記念イベント
松本零士と行く「近鉄伊賀線忍者列車ツアー」
日時:平成9年10月12日(日)
場所:近鉄上本町駅〜上野市駅
募集人員:ペア100組200名
主催:近畿日本鉄道
■松本零士大先生との夢のツアーに当選
なんと!松本大先生と行くツアーが近鉄によって催された。募集はペア100組200名。当然抽選になるのだが、2通申し込みを行ない1通が当選した。ついに大先生と直接会える日がきた! 大人5000円、子ども3800円の割にはなかなかお得で、大阪・上本町〜三重・上野市の乗車券、弁当、上野公園での各施設の入場券、999の日記念パールカードという内容だから安い。そのうえ大先生にも会えるというのだから文句なし。
午前10時上本町駅集合。まずは伊賀神戸駅に貸切列車で移動。このとき行なわれたのがクイズ大会。さぞや松本大先生ネタのマニアックな問題だろうと思いきや、出た問題は伊賀上野、忍者、近鉄に関する問題。まぁそうだろうなぁ・・・親子連れが多いのだから。そのペーパークイズが終わってから弁当が配られた。何だ?もう弁当か?しぶしぶ食べたところで、突然、松本大先生が車内を巡回してきた! こんなに近くで会えるとは!ということで、一緒に写真を撮ってもらったりした。これは家宝になるはずだったが、残念ながら写真はピンぼけになっていたことが後で判明。。。特に大先生は子どもたちに多く話しかけていた。「夢は何?」「君たちが大きくなる頃には宇宙を飛ぶことができるんだよ」とか子どもたちに夢を持たせる話しかけをしていた。でも子どもたちは大先生が何者か分かっていないらしく、聞いているんだかいないんだか。それがちょっと残念。
そうしているうちに、伊賀神戸駅で上野市行きの貸切列車に乗り換え。乗り換えてからは全員分の座席がなくて座ることができなかった。ここでは先ほどのクイズの結果が発表された。私は自信がなかったので、やっぱりダメだったが、優勝者には大先生のサイン入り時計がプレゼントされた(これは第2位だったかな?パルケ・エスパーニャの招待券だっただろうか?忘れた)。
■松本零士大先生への単独インタビュー
このあと上野市駅まではのんびりと電車に揺られるだけ・・・と、よく見ると大先生が暇そうに吊革につかまって隣の車両でつっ立っていた。近鉄の関係者とチョコッと話を交わしていただけ。これはチャンスと思い、関係者の許可をもらって、大先生の隣で同じように吊革を持って話しかけることに。快く話を受けてくれたので大感激! 聞きたいことは山ほどあったが、いざ話をするとなると緊張してしまい本当につまらないことを聞いてしまった。
「サルマタケは本当なあったのですか?」・・・何を聞いているんだ私は・・・最近になって「男おいどん」にはまっていて、サルマタケが頭から離れていなかったのだ。しかし、大先生はちゃんと答えてくれた。「四畳半は本当に湿っぽいところだったねぇ。今の人にはよく分からないかもしれないが、押し入れなんてジメジメしていてキノコぐらいすぐに生えた」と。私は「あんなに大きくないですよねぇ」と聞くと「あれはウソだが、これくらいだったかな」と大きさを示してくれた。電車の騒音でよく聞き取れないところも多かったが、サルマタケの正式名称は・・・忘れた! 他にも「ヒトヨダケ」といって一晩だけ生育して溶けてしまう黄色いキノコもあったらしい。さすがにサルマタケは食べたことはないらしいが、実在したのは確か。大先生はその筋のオーソリチーだったわけだ。
あと話はいろんな方向にいったが、ニーベルングの指輪についても話をした。「なぜミーメは女という設定なんですか?」と。これは私の知識不足だったが、ミーメは男と女の2つの話があるらしい。私は男の設定しか知らなかったので、ミーメが女という設定は大先生が勝手に変えたものではないということだった。あと銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトなど、次の公開の話をしているところで上野市駅に到着したので話は途切れてしまった。ほんの5分ちょっとだったが、直に話ができて夢のような時間が過ごせた。
上野市に着いてからは上野公園内自由散策。のんびりと言いたいところだが、忍者屋敷に行くだけで時間的に精一杯だった。
■忍者列車の完成式と松本零士1日車掌
再び上野市駅に戻りイベントが行なわれた。イベントが始まる前に大先生のところに行き、持っていったニーベルングの指輪(ラインの黄金)にサインをしてもらった。他にも何人かサインをもらっていたがこのときは案外少なかった。忍者によるダンス(?)、近鉄のお偉いさんによる挨拶が終わったあと、大先生のお話。そのなかで「自分のデザインした列車が実際に走るというのは夢だった。これから他に飛行機などにも描いてみたい」と意欲を湧かしていた。ぜひ実現して欲しいものだ。
そして今日のメインイベントである大先生デザインの忍者列車の最終仕上げ。全員に「★」のシール(10cmくらい)が配られ、それを車体の好きなところに張り付けるというもの。大先生もシール貼りには迷っていました。そのあと本仕上げとして大先生自ら絵とサインを車体に描いて完了。その後、1日車掌として大先生に帽子が与えられ、参加者全員がくの一列車に乗車し初運転。大先生は車掌として車内を巡回していた。その列車も伊賀神戸駅で終わり。大先生とはここでお別れ。丁寧にも乗客みんなに礼をしてくれていた。またどこかでお話しできる機会があるのを楽しみにしている。
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ツアー募集チラシ(裏面) |
大先生と私です。。。 |
うわさのペイント車両 |
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大先生のスピーチ |
★型シールをどこに貼ろうか迷う大先生 |
車両の最終仕上げ1 |
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車両の最終仕上げ2 |
これが完成のサイン! |
車掌・松本零士大先生 |
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