999の日 松本零士トークショー
きんてつアーバントークVol.52
松本零士(漫画家) 「時間は夢を裏切らない」
日時:平成9年9月9日(火)18:30開演
場所:大阪・近鉄小劇場
主催:近畿日本鉄道
後援:朝日放送
協賛:近鉄百貨店、都ホテル大阪、近畿日本ツーリスト、近鉄不動産、近鉄観光、メディアート
■999の日、その時松本零士大先生は
平成9年9月9日は文字どおりの999の日。この記念すべき日に、銀河鉄道999の作者松本零士大先生をGETしたのは近鉄だった。
この講演会の存在を知ったのは9月に入ってからだったので、チケットがないかもしれないと思っていたが、何とか手配することができた。会社が終わるや否や一目散に会場に向かった。指定席なので自分の席は確保できたものの、この日の講演会は満員御礼で立ち見客が大勢出るほどの盛況ぶり。大先生の人気の高さがいまだにすごいことを再認識した。
講演に先立ち銀河鉄道999の第1話が上映された。それも、日本版、アメリカ版、フランス版(?)、スウェーデン版(?)をごちゃ混ぜにして上映された。非常に貴重なフィルムが見えて思わぬ
得をした。
そして大先生の登場。初めて大先生を見たときの心臓の高鳴りはまだ忘れられない。
講演会は1時間半近くに及ぶもので話の内容は全て覚えていないが、記憶の範囲として、最近よく主張している「時間は夢を裏切らない、だから夢を裏切ってはならない」ことについて・生きるということの大切さ・下宿時代の興味深いお話・新連載の銀河鉄道999、インターネット連載、最近コンピュータにはまっていることなど。かなり興味深いお話が多かった。
■初参加で初の質問、成功なるか?!
最後には質問コーナーが設けられた。質問はハーロックやヤマトの続編についてだったが、「ハーロックはニーベルングの指輪で連載中でビデオも作成中。映画化も考えている」とのこと。「ヤマトについては2000年公開を目指している」と嬉しいこともおっしゃっていた。特にヤマトについては版権が大先生に変換された直後だったので「今度こそ自分の思い描いていたヤマトを作る」と意欲満々だった。私も手を挙げて質問に参加したが、最後に当たった! しかし、マイクを渡す人は隣の方にいた同じ青い服を着ている人に間違えて(?)マイクを渡してしまった。当たったのは私のはずだったのだが・・・しかしその人の質問は良かった!「四畳半物の続きはやらないんですか?」これには会場内所々からくすみ笑いが聴こえた。大先生も意外な質問に照れながら「あれはもう描く予定はない。ぜひ映画化したいと考えているのだが、さすがにスポンサーが付かない。マセトローションならついてくれるだろうが(笑)。以前、実写版を作ったことがあったがあまりのリアルさに見ていて悲しくなってしまった」と答えていた。ぜひスポンサーとなりたい会社は名乗り出て欲しいものだ。
楽しい話もあっという間に終演。またいつか講演会があったら行ってみたい。
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