21世紀へ・・・☆松本零士と銀河鉄道999
松本零士氏特別来館 トークショー&サイン会
訪問日時:平成11年3月22日(祝)15:00
開催期間:平成11年3月16日(火)〜4月11日(日)
場所:アムラックス大阪
監修:松本零士
主催:トヨタオートサロン・アムラックス大阪、産経新聞社
後援:大阪府、大阪新聞、サンケイスポーツ、夕刊フジ、サンケイリビング新聞
協力:ビッグコミックスゴールド、関西東映ビデオ販売(株)、バンダイビジュアル(株)
■時期外れの大雪の中、初のオフ会参加
今日は待ちに待った大先生のトークショー。今まではほとんど1人で参加していたが、今回はちょっと趣旨を変えてみた。最近、銀河鉄道999メーリングリストに入ったのでその仲間達と連絡を取り、御一緒させてもらうことにした。トークショーは3時からなので急ぐことはなかったが、やはりいい席で聞くためには早目に行くことになった。昼食を皆で済ませ、会場入り。まだかなり早い時間だったが、すでに席取りをしている人がちらほら。それを横目にまずは展示物を鑑賞することにした。
はっきり言って、展示内容は以前の近鉄・そごうでのものと同じ。いくつか新しい絵や大先生の秘蔵グッズなどもあったが・・・見ものは照準器とミーくん柄のお皿といったところか。展示物に真新しいものがなかったため、早めにトークショー会場へ。さすがに2時間は待ち疲れた。さらに今日は時期外れの大雪で結構冷え込んだ。
■盛りだくさんの松本零士先生からのお話
そして、どこからとなく大先生が登場。会場は熱気に包まれる。はじめから大先生の機関銃のようなしゃべりが始まる。話の内容としては、
1.大阪時代の思い出
2.大阪府立大型児童館「ビッグバン」について
3.新作999のこれからの内容
4.宇宙観について
質問コーナーに関する話題としては、
1.新作ヤマト・PSヤマトについて
2.今後の999について
3.ミーくんの話題
など、盛りだくさんであった。まずは大阪にまつわる思い出。大先生は18〜24歳のころ大阪で暮らしており、九州から東京に出る時に大阪に捕らえられたという。そのときの缶詰めの缶で作ったすき焼きが未だに一番美味しかったと語る。しかし、そのまま大阪に居続けたら作風も変わっていたのだろうか?!いまだに大阪弁でしゃべることができるらしい。ハーロックに出てくるヤッタランはこの時の記憶も参考になっているのだろう。
大阪府立大型児童館「ビッグバン」の話しでは興味深い情報が得られた。ビッグバンの開館は実は大先生は覚えていなかったが(6月23日)、それは7〜8年がかりであったからはっきりしなかったらしい。ビッグバンの内容のことはここでは省略するが、大先生は月に3回くらいは来館するらしい。これは訪れないと・・・
■銀河鉄道999の意外なストーリーが
そして本題の999に話は入っていく。はじめから重要な発言。次回の新作999では1作(銀河鉄道999)2作目(さよなら銀河鉄道999)の続きとして書き直すということ。(でもエターナルも続きということだったけどなぁ・・・)そして話はとんでもない展開を迎える・・・さらに続く999はメーテルとエメラルダスの母親の話が出てくるらしい。それも母親とは1000年女王!!これには驚いた。メーテルとエメラルダスが姉妹であることでも以前驚いたが、これはなんとも・・・さらに1000年女王を倒してから宇宙に飛び出す・・・とまぁとんでもないストーリーが明らかになった。銀河鉄道999の話は完結すると死んでしまうかも知れないので、20年ぐらい後にしようなどとおっしゃっていた。死ぬときは999に迎えに来て欲しいなども発言されていた。
大先生の宇宙論も興味深かった。「生まれ変わってきて、またお会いしましょう」と言える「閉じた宇宙論」については良く分かった。銀河鉄道999に出てくるダークィーンはこのような宇宙ではなく「開放型の宇宙」時が一方向にしか流れない、つまり、今過ぎた時は永遠に戻らないという世界の女王だと言っていた。ちなみにダークィーンの声は加藤登紀子さんがするらしい。
宇宙ステーション計画については大先生は初期の頃から関わっているらしく、意地でも漫画家第1号として宇宙ステーションに行く気らしい。そのためのアピールとして「金星王子」や「火星大王」などと書いたTシャツを着ていたらしい。
■質問コーナーは宇宙戦艦ヤマト一色
最後に行なわれた質問コーナーではヤマトのゲームと映画の話があった。情報としては、
1. ヤマト第2弾はPSで発売する
2. ヤマト第3弾はPS2で発売の予定(これは新作ヤマトを題としたもの)
3. 新作ヤマトは2001年に公開する
4. ヤマトならびに999に新たな絶世の美女が登場する
などがあった。さらに999の話に戻って、本題の惑星エターナルまでの旅は999の話の半分に過ぎないという衝撃の事実。鉄郎がフォトン(少年を導く役)に出会い、光も時間も追い越して走り続けるのが後の半分の話になるという。999号の機関車も16輪にて遠く時の輪の接するところまで行くのだという。壮大な計画に唖然とした。
最後にミーくんの話で終わったが、ここでの情報としては、なんと!トラジマのミーメがビデオ化されるという願ってもないお話であった。
サイン会には参加できなかったが、1番乗りの人は朝の4時半から並んでいたらしい・・・ご苦労さん。初めてのオフ会もとても楽しく、充実した日を送れた。
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告知ポスター |
エメラルダス(ボード) |
ハーロック(ボード) |
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銀河鉄道999原画の数々 |
ヤマト模型 |
照準器 |
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ミーくんを描いた皿 |
車掌さん(ボード) |
トークショー風景 |
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